コーポレート・ガバナンスニュース(2020/8/10)

本日は、以下の記事について取り上げます。

  1. 東芝への株主提案、政府が前日まで海外ファンドの投票承認せず

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1.東芝への株主提案、政府が前日まで海外ファンドの投票承認せず

【注目ポイント(記事一部引用)】
シンガポールの投資ファンドが東芝 (6502.T)に要求した株主提案を巡り、提案したファンド自身による投票が株主総会前日まで承認されていなかったことが、日本の政府関係者2人の話で明らかになった。

【コメント】
この記事にあるように、経産省がエフィッシモの今井氏の東芝の社外取締役選任に対する票読みを見て、ぎりぎりまで判断を保留していたのだとすると本来の外為法の趣旨からは外れ恣意的な運用をしていたことになります。仮に、今井氏が東芝の社外取締役に選任されることが濃厚であった場合、外為法に則って、経産省はエフィッシモを事前審査で除外していたのでしょうか。色々と不透明な要素がありますが、外為法改正はあくまで安全保障上の懸案への対処であり、アクティビストを排除することに繋がってはいけません。