コーポレート・ガバナンスニュース(2021/1/7)

本日は、以下の記事について取り上げます。

1.アップル、経営陣の賞与で環境・社会的価値を評価

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1.アップル、経営陣の賞与で環境・社会的価値を評価

【注目ポイント(記事一部引用)】
米アップル(Apple)が、経営陣の賞与の査定で重視する環境・社会的価値の項目を作成していることが、規制当局に5日に提出した報告書で分かった。

アップルが米証券取引委員会(SEC)に提出した委任状説明書によると、評価項目の変更は今年から適用される予定。同社は、変更はアップル幹部に、金銭的成果だけではなく、ひときわ高い価値基準に基づくリーダーシップを発揮するよう促す意図があると説明している。

【コメント】
ESG投資熱の高まりとともに、企業の役員報酬にもESGの達成度合いを反映させる動きが増えています。そういう意味では今回のAppleの報酬改定もトレンドを踏まえたものと理解できます。
伝統的大企業と異なり、GAFAのようなテクノロジー企業で役員報酬にESG要素を反映させるというのは、まだまだ少ないのが現状です。欧米を中心に巨大テクノロジー企業に対する社会的な責任を問う声が高まっている実態をふまえると、同様の動きは他のテック系企業にも広がっていくことが予想されます。