コーポレート・ガバナンスニュース(2020/8/29)

本日は、以下の記事について取り上げます。

  1. 真の成長戦略待つ市場 デジタル化急務

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1.真の成長戦略待つ市場 デジタル化急務

【注目ポイント(記事一部引用)】
安倍晋三首相が28日、辞任を表明した。金融緩和や積極的な財政出動といった「アベノミクス」を打ち出し、変化に乏しいとみられていた日本に投資家の関心を引き戻した。ただ政権後半では経済成長の遅れへの失望から外国人投資家は去り、新産業育成など課題が残る。振り返ると長期政権の終了後1年を境に日経平均株価の値動きは分かれている。

【コメント】
28日夕方、安倍首相が辞任を発表しました。アベノミクスの「3本の矢」のうち、第3の矢である「成長戦略」の中で、1丁目1番地と位置付けられたコーポレートガバナンス改革は、日本企業のコーポレートガバナンスの在り方を大きく変えました。単に社外取締役の人数が増えたことや指名報酬委員会が設けられたということ以上に、株主への説明責任と何よりも持続的な成長を成し遂げようとする意識が格段に高まったことは隔世の感があります。当たり前のことのように思えますが、そうしたことが10年前は当たり前ではなかったことを振り返ると、CGコードが出てから、たった5年でここまで状況を変えてきたことは大きな成果であり、今後の新総理の下で実施される経済政策の中でも、コーポレートガバナンス改革の重要性は変わらず、政策は継続されていくべきものだと思います。